
湖月庵とは
はじめまして。
湖月庵主宰者の福井千珠子(ふくいちずこ)と申します。
2000年より3人の男の子を育てながら滋賀県東近江市を中心に地域で整体ヨガの名で教室活動をはじめ
今日までご縁を頂く方々の心身の健康に貢献して参りました。
2021年2月、コロナ禍についに長年の夢であった自分の道場を竣工いたしました。
ここは、
合気道とフェルデンクライスを行う心身修養の道場です。
名前は我が合気道の師匠・内田樹七段師範(凱風館主宰)に「湖月庵」と命名して頂きました。
太郎坊山の麓に広がる豊かな自然環境のなか
土壁や琉球畳といった自然素材で作られた道場は、
そこに居るだけで呼吸が深くなり生命力が蘇ります。
陽射し、風の音、鳥、虫の声....
四季折々の変化を感じながら五感をフルに使い
生命力と
霊性を高めてゆく「道」を
苦楽を共にしながら、
みんなで楽しく学んで歩んでまいりたいと思っています。
合気道とフェルデンクライス、共に学ぶ仲間を常に募集しています。
フェルデンクライス・メソッドとは
1904年生まれのユダヤ人のモーシェ・フェルデンクライス が発案した最新の脳神経科学に基づく画期的な身体教育法。
(モーシェが発案したメソッドは、科学が後追い状態で、最新の脳神経科学の世界が効果、実証、裏付けをしていると言ってよいのではないだろうか)
ソルボンヌ大学出身の数学と物理学者であり、
ノーベル賞受賞者のキュリーと共にウランの研究開発等に取り組んだ。
また別の側面では、嘉納治五郎に師事しフランスで初めて黒帯を取得した人物であり、
ヨーロッパに柔道を広めたレジェンドでもある。
モーシェ・フェルデンクライス博士は早くからヨガ、フロイト、大脳生理学、解剖学、神経生理学など身体と精神の関係の研究を行い、
東洋と西洋の智慧、神秘と科学の両面から人間の潜在能力の開発研究をしていた。
フェルデンクライスは、事故で半身不随になった人や脳障害を起こした人など
たくさんの困難な方々を独自のメソッドで助けてきた。
また自身もサッカーなどで膝を痛め、医者から手術以外、手立てがないと宣告されたことから
手術を受けずになんとか自力で機能回復される手法を自らの身体を実験台に試み発案した。
これらの過程で生み出されたのがフェルデンクライス・メソッドであり
この教育法はリハビリの現場や、日常のカラダの使い方の改善による慢性症状の改善、
スポーツ、武術、ダンス、演奏などの芸術表現に至るまで
あらゆる分野で、パフォーマンスを向上させることに貢献しています。
Awareness Through Movement
グループレッスン
動きを通して気づきを促すグループレッスン(通称ATMレッスン)
初めて受ける方にはとにかく難しくないシンプルな動きから入って頂きます。
アクロバティックなヨガや強いストレッチや負荷の大きい筋トレなど
「力をいれる」「頑張ること」「達成感」に馴染み深い方には少々、退屈に感じるかも?しれません。
しかし、マイルドな動きながら身体を無意識レベルにまで緩め、深い深層筋肉に無理なくアクセスし、心身の状態や、今後の選択肢、つまり大袈裟でなく人生のありようさえもが変わってしまうのがフェルデンクライスなのかもしれません。
動きに自信がある人も、ない人も、とにかくフェルデンクライス・レッスンによる「目から鱗」の体験を味わって頂きたいです。
頑張らなくても、力まなくも、無理しなくても、優しくマイルドな刺激で安全に効果を引き出せるのがフェルデンクライスの世界です。
講師は見本の動きを見せず言葉だけで動きを指示し誘導します。
受講者はそれぞれ耳から入ってくる情報を頼りに自分の解釈によって動きます。
そのため「正解」の動きはなく、身体の感覚に集中していく中で新しい動きのパターンを見出したり、
各々の身体の状態に合う最適解に出会います。
見本の動きがないので人と比べたり優劣をつけることなく安心して受講できます。
刺激はマイルドながら、レッスン後に受講者は重心が安定して立ちやすくなった、歩きやすくなった、
正座ができるようになったなどさまざな嬉しい効果の声をいただいています。
グループレッスン日時
月2回 月曜日10:00 - 11:30
毎週 水曜日10:00 - 11:30
月2回 金曜日19:00 - 20:30
各曜日の開催は、カレンダーでご確認ください
上記のコマ以外でグループ・レッスンをご希望の場合、3人以上のお申し込みで曜日時間帯などご相談に応じます。
※ 出張指導、単発セミナー等、ご依頼ご相談を承ります。
料金
◆単発受講◆
3000 円
◆月謝◆
入会金5000 円
月2回コース 5500 円
月3回コース 8000 円
月4回コース 10000 円
フリーコース 15000 円
※ フリーコースは1ヶ月間、グループ・レッスン開講日を全て受講いただけます。
とにかく早く成果を上げたい、フェルデンクライスの世界を学びたい方にお勧めします。
お月謝制の会員が休会される場合 休会費 ひと月2000 円
※受講生のみなさまへ
湖月庵は、大自然の恩恵と長年の受講生と建築家と私によって生成された神聖な稽古場です。
合気道の門下生、フェルデンクライスの受講生のみなさま、湖月庵にアクセスされるすべての方に
道場(畳の間)への入退場の際に一礼していただくことを道場・湖月庵の決まりごとにしております。
道場に一番最初に入る際と退場なさる時に正座して一礼なさってください。
場に対して敬意を払って入場すると、場はいよいよ神聖な波動に包まれて、安全に楽しく豊かに過ごせます。
もちろん膝を痛めている方は立ったままで構いません。
ご理解いただけますと幸いです。
Functional Integration Lesson
パーソナル・レッスン
個々の問題や課題解決に向けて施術します。
心身の機能を統合させるレッスン(通称FIレッスン)です。
主に台の上に乗って頂き、あおむけや横向けやうつ伏せなどクライアントさんにとって最適なポジションを取ります。
ソフトなタッチで触れ動きのアプローチをしていきます。
ボディマッサージでもストレッチでもなく身体の奥深い声を聴きわけながら動きを助けたり
個々の本来の可動域や筋肉の柔軟性を取り戻して行きます。
また施術によって胸郭が開放されることで心理的にも心が解放されてゆきます。
レッスンの後は体が軽くなった、歩きやすくなった、かすみ目が解消された、
重く悩んでいた気持ちが楽になった、など心身両方からの効果のフィードバックを頂いております。
料金
1回 1時間 7000 円
(10分ほどのインタビュー含む)※完全予約制
受講者の声
【Tさん】
優しいタッチの施術で、無理な体勢になることもないのでとてもリラックスできました。こわばっていた箇所だけでなく全身を整えてくださったので、終わったときには頭皮が緩み、そこから足先まで全身が軽くなっていて驚きました。個室だったのと、土壁の落ち着いた空間もとても素敵でした。
湖月庵 各クラス
湖月庵はフェルデンクライス、ヨガ、合気道の三本柱で活動しています。
さらにフェルデンクライス・メソッドにはグループレッスンとパーソナルレッスンの二種類があります。
フェルデンクライス
グループレッスン
Awareness Throw Movement
動きを通して気づきを促す
通称 ATMレッスン
フェルデンクライス
個人レッスン
Functional Integration
FIレッスン
フェルデンクライス
オンライン・ATMレッスン
ご希望の日時をご相談ください。お一人から受講可能です。
ATMレッスン
全て実際に湖月庵で行なったレッスン動画です
赤ちゃんの寝返り、ずり這い
フェルデンクライスを学ぶにあたって赤ちゃんの発達段階を丁寧に観察することは大変有意義です。ATMレッスンはそれらを元に作られているものも少なくありません。
ATMレッスンは何百種類もあります。はじめて参加する方、膝の痛い方、経験の長い方、参加者も多様に同時存在します。
わたしにとって指導することはライブ演奏者と同じ感覚です。既知のレッスンに忠実に行うこともあれば、その時、その場に集まってきた方に必要なものを嗅ぎわけて(季節や天候や湿度も含め)即興で変えたり、新しい要素が天啓のように降りてきた時は、オリジナルな展開をします。生まれたての仔鹿
同じくフェルデンクライスのATMレッスンには生物の進化の過程を追いかけているものや動物の生育段階を追いかけているように感じるものもあります。
4本足の動物は二足歩行の人間と違って生まれ落ちてすぐに自分の足で立ち上がります。このレッスンに私はそんなイメージを持っているので「生まれたての仔鹿」と勝手に名付けています。
Riversibility
可逆性。逆にできること。裏表、行きと帰り。Riversibilityもフェルデンクライス・メソッドの大切な要素、原理原則ではないでしょうか。ところで足裏や手に乗せている本はもちろん糊でくっつけているわけではありませんよ。笑
Weber-Fechnnerの法則
ウェーバー・フェヒナーの法則。私にとってフェルデンクライスを学んで初めて知った言葉でした。感覚に関する精神物理学の基本法則。中等度の刺激について五感の全てに近似を与えることが知られている(Wikipediaより)。
もう少し平たく表現をすると中程度の刺激が人に及んだ時、もっとも人間は違いを感じ分けるというシステムをフェルデンクライス・メソッドはうまく採用しているということではないでしょうか。
一般的に加圧トレーニングによる筋トレやストレッチやヨガなど、私たちは過収縮、過伸展など強い刺激に価値を起きやすく分かりやすく手応えを感じやすいものだと思います。しかしフェルデンクライスの世界では自分の可動域の限界に挑戦するとは真逆のことを推奨されることが度々あります。
「動きは繊細で小さければ小さいほどよい」と誘導指示されることがあります。ヨガ出身の私には目から鱗の世界でした。
あくまで私個人の感想ですが、フェルデンクライスには合気道と同様に「動く瞑想」「動く禅」のように感じることさえあります。身体と意識を静かにしないと気づけないことがあります。動きをシンプルに小さくすればするほど、内部で起こっている身体の感覚により深く注意を向けることができます。
これはフェルデンクライスの妙味だと思います。
そして特筆すべきことは「マイルドで無理のない動きの後にちゃんと身体がよい方向に変化している」効果と実感があることです。安心で安全に効果を引き出してゆくのはフェルデンクライスの素晴らしさの一つだと思います。
講師紹介
ふくいちずこ
講師:福井 千珠子
運動に自信がある方だけでなく、虚弱体質の方、高齢の方にも無理なく安全に効果を引きだせるレッスンをすることで定評があります。
スポーツクラブやジムに行くには敷居が高い方も安心して通っていただけます。
木、土、琉球畳、自然素材で作った道場は此所に来るだけで呼吸が深くなりゆったりします。さらに太郎坊山の麓という霊験あらたかな場のパワーを頂きながら、ご自身の心身を調える道場に是非、お越しください。
◼️湖月庵主宰
■フェルデンクライス国際協会認定プラクティショナー(Australasian TAB)
■財団法人合気会 合気道四段
◾️公益財団法人合気会登録道場
■合気道凱風館所属
◾️滋賀県合気道連盟理事
■合気道澄月会道場長
お問合せ・アクセス
フェルデンクライスのレッスン参加のお問い合わせは基本的に右記の申込みフォームをご利用ください。
※ 本名(フルネーム)を記入してお問合わせください。
匿名の方や入会・体験に関すること以外のご質問にはお答えしかねます。
※勧誘メールもお断りします。
*Gmailご利用の方へ
早めにお返事していますが、こちらからのお返事が届かなかったり、迷惑フォルダに入るケースが頻発してございます。返事が暫く届かない場合は、直接のお電話か電話番号宛にショートメールをお送り頂けますと幸いです。
※お電話で問い合わせの方へ
番号非通知設定の方は、トラブル防止のため着信拒否にしております。折り返しお電話ができる設定の上、おかけください。ご氏名をお伝えください。
※合気道の見学・体験をご希望の方は合気道澄月会の専用サイトをご一読の上、澄月会サイトの申し込みフォームからお問い合わせください。
2025年 9月〜12月までのレッスン予定表
9月のカレンダー
湖月庵ブログ
September 1, 2025動きが物足りない? フェルデンクライスと私の出会いについて ずっと以前に当サイトのフェルデンクライス動画を見て、自分には物足りないのではないかと思うと仰られた方がいました(ヨガを一年程習っ...February 25, 20253月から木曜の午後に合気道教室を新設したいと思います。 主婦、自営業の方など平日の昼間に合気道をやってみたい方、歓迎いたします!今は学校に行きづらいという方も歓迎いたします。3月中は何度でも...January 26, 2024湖月庵のインスタグラム・アカウントを作りました。 SNSは最新情報を更新しやすいので便利ですね。 こちらでは湖月庵での活動やちょっとした日々のワンシーンをお届けします。空間へのこだわり
道場のコンセプトは
「胎内宇宙」
そこにいるだけで呼吸が深くなり
そこにいるだけで生命力が高まる
周囲の自然環境に溶け込む外観内観のなかで
五感・六感、人の霊性を高める修業の場となってほしい
そんな想いを込めて湖月庵は誕生しました。
修験道由来の太郎坊宮に見護られたこの土地で
心身を調え修養する聖地として
皆様がここで豊かな時間を享受されることを確信いたします。
湖月庵は芦澤竜一建築設計事務所の建築家・芦澤竜一氏と
滋賀県立大学環境建築デザイン学科芦澤竜一研究室の学生さん達の多大な協力によって完成しました。
また施工は東大阪の西村建築工房の西村三郎氏(現場監督)によって行われました。
Access
芦澤竜一建築設計事務所
内壁の仕上げに意匠として手刀(てがたな)の跡を付けるために
左官職人さんや建築の学生さんの他に合気道の道場生も子どもから大人まで協力に駆けつけてくれました。
これからここで一緒に研鑽する道場生が共に作ってくれたことは、ことのほか嬉しく大切な記念になりました。
フェルデンクライス関連書籍
『心をひらく体のレッスン』
モーシェ・フェルデンクライス 著
安井武 訳
日本で最初にフェルデンクライスを紹介した安井武氏による訳本。本書を音読録音して実際に動いて見ることは大変有意義です。
『脳はいかに治癒をもたらすか』
ノーマン・ドイジ著
高橋洋 訳
この本の第5章にモーシェ・フェルデンクライスが紹介されています。物理学者、黒帯柔道家、そして動作に対する気づきによって重度の脳の障害を癒す療法家として、多角的にモーシェの功績が紹介されています。
『限界を超える子どもたち』
アナット・バニエル著
伊東夏子・瀬戸典子 訳
診断のつかない発達の遅れ、子どもの脳と身体、感覚との関わりに着目しできることを広げてゆくフェルデンクライスをもとに独自の手法を展開したアナット氏のアプローチ法が紹介されている。
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